フィリピンで学校を作ろう 4(営業許可)
学校設立手続きのつづきです。
バランガイと市役所を行ったり来たりして ようやく手に入れた、
バランガイ・クリアランスを持って市役所へGO!
市役所では、順番に手続きを進めていきます。
まず最初に担当のお姉さんに
語学学校とはどういうものなのかを、また0から説明(;´∀`)
事前に必要書類として
・バランガイ・クリアランス
・SECの証書(全てのページをコピー取る)
・賃貸契約書
の3点を持ってくるように聞いていましたが、
このお姉さんに「賃貸契約書はなくていいよ〜」と言ってもらえたので、実際には提出せず。
そのあとも所々で「賃貸契約書は?」と聞かれましたが、
「最初の人がいらないって言ってた」と答えたら「あら、そうなのねー」と納得してもらえました。
いいかげんだなぁ。。。
この Permits & License Division、
いつもたくさんの人でごった返しています。
フィリピンでは 家の前で小さなサリサリストア(小売店)をやる人も多いですし、
路上で食べ物や商品を販売している人も、トライシクルのドライバーも個人での事業。
全員がちゃんと事業登録しているかは謎ですが、
日本よりもずっと「自分で事業をする」ということが身近なんだと思いました。
さて、営業許可の申請手続き。
渡された用紙には CPDO、OBO、CHO、PNP・・・と、
なんのこっちゃわからないアルファベットで書かれた部署名。
この全ての部署の審査をクリアして、担当者から署名をもらってこいとのミッションでした。
そしてもう想像できると思いますが、
行くところ行くところ、語学学校とは何か?を聞かれて説明するわけです。
なんの修行だ(;´∀`)
しかも1つの建物内ではおさまらず、
隣の建物にあったり、時には少し離れた全く別の建物まで行かなきゃいけなかったり。
覚悟してはいましたが、効率が悪い。。。
CPDO(City Planning & Development Office)からは一度学校を見に行くと言われ、
学校スタッフとしっかり口裏合わせをして(笑)、掃除もして準備万端で迎え入れましたが、
学校に一歩入った瞬間、
査定用紙とペンを取り出してサラサラ〜っと署名。
何1つチェックすることもなく、話を聞くこともなく、合格しました。
いいんだろうか。。。
BFP(Bureau of Fire Protection)からは、消火器を設置しろとのお達し。
バコロドの消火器屋さんにて購入し、使い方をレクチャーしてもらいました!
消火器を買うなんて生まれて初めてです(*´∀`*)
時間がかかったのはこの2部署くらいでしょうか。
他はだいたい質問に答える程度ですぐ署名をもらえたので、大変ではなかったです。
でもとにかく待ち時間が長く、1日中市役所をウロウロしている日もありました。。
各部署で署名をもらうとともに書類が増えていき、
その都度ホチキスでバチン!と留められてグチャグチャになった書類のカタマリ。
いよいよ提出します!!
女性2人は、ホチキスを丁寧に外して書類をバラす係。笑
それを男性職員が確認して、「OKだよ〜」と言ってくれました。
早っ!!
でも、
やった!!!!!
その時点で市役所の営業時間を過ぎてしまっていたので、
もらえるのは明日かな?なんて思っていたのですが、
その場ですぐ許可書をプリントアウトし、それをラミネートしてくれてできあがり!!
大興奮の中、
ちょっとお姉さんこれ持って!! 写真撮ってもいい!??
とやりたい放題させていただきました(*´∀`*)
市役所での手続きは、効率の悪さに振り回されたことはありましたが、
私のようなへなちょこでも 手続きは指示されるとおりに進めれば何とかなったし、
田舎で外国人が珍しいということもあってか、
職員さんたちはみんな私の顔と名前を覚えてくれ、よく声をかけてくれたのが心強かったです。
いいかげんだなーと感じることもあったけど、
今回は自分にとっては良い影響をもたらすいいかげんぶりだったので、笑
これがフィリピンだ〜とポジティブに楽しめました。
さて無事に事業許可が取れたので、
次はBIR(税務署)で登録です!(*´∀`*)