フィリピンで学校を作ろう 5(BIR)
学校設立手続きも終盤に差し掛かりました♪
営業許可が取れました。
つまり、もう事業をスタートしてもいいですよー!ということ。
(厳密には語学学校を始めるには、このあとまだTESDA、イミグレという関門が待っているのですが。。)
事業をするにあたり、考えたくないけど考えなければいけないものが、税金ですね。
日本でも同じ、商売をすれば当然 税金を払う義務があります。
この手続きは、BIR(税務署)で行います。
手元にある書類と許可証系を全部持参して、レッツゴー!!!(*´∀`*)
バコロドのBIR。
ダウンタウンからジプニーを乗り継いで行きます。
中はやっぱり人が多い。
まずは受け付けで「New business」と告げて、渡された申請用紙に記入。
会社名、電話番号、メールアドレス、事業内容、
あとは何の項目があったかな・・・とにかくその場ですぐ記入できました。
そしてカウンターのお姉さんに 持ってきた書類を全て提出します。
一連の会社設立手続きでいつも不安に思ってきたのが、英語です。
フィリピン人の英語は訛りがある人も多く、専門用語を出されたらちんぷんかんぷん。
相手は教師ではないので、私のために時間を割いてゆっくり説明してくれるわけではないし、
向こうにとっては、そんな英語もわからないなら 最初っから自分で手続きせず誰かに頼めよ、って感じでしょう。
だから起業の代行業者がたくさんあるわけです。
お金があって時間が惜しい方は、代行してもらうほうが絶対良いと思います。
でもなぜ私が手続きを自力でやろうとするのかと言うと、
お金を節約したいのもありますが、それ以上に、
好奇心
に他なりません。(*´∀`*)わくわくー
人に迷惑をかけない程度にです。
もちろん起業後も税金の手続きは必要になるので、毎年全部を自分でやろうとは思っていません。
でも、人に任せる前に、まず一度は自分で経験して理解しておきたいと思いました。
さて、カウンターのお姉さんに「書類はそろってるね♪」と言ってもらえ、
1つずつ手続きの流れを教えてもらいます。
私の場合は、まずSEC登録の時点から年をまたいでしまったことで、少し罰金がありました。( ;∀;)
それを払ってからまた来いと言われ、
BIRの一室にある書類作成ルームのようなところで、パソコンで払込書を作成。
これがもうよくわからず、とにかくその担当の人に教えてもらいながら作りました。。
そしてそれを持って最寄りの銀行窓口で支払いをして、翌日またBIRへ。
書類は問題なくOK。
そして1週間後にセミナーを受けに来ること、
セミナーの日までにColumnar Notebookを2冊用意すること、
Official Receiptを購入しておくこと。と言われました。
まずColumnar Notebook。
はい、初めて聞きました。なんのこっちゃ?です。
普通に文房具屋さんで買えました。
中はこういうふうになっていて、1冊は支出、もう1冊は収入を記入していきます。
記入のし方もここで教えてもらいました。
続いてOfficial Receiptとは、
BIRで登録された公式領収書のことです。
オフィシャルレシートには、必ずBIR指定の印刷業者に会社名を印刷してもらわないといけないとのこと。
印刷業者リストをもらいましたが、正直どこでもいい(;´∀`)
というわけで、BIRに出入りしている印刷業者の人に、その場で注文しました。
そして1週間後、セミナーの日。
人通りの多いBIRの廊下に、椅子が並べられプロジェクターが用意されているだけ。
通る人みんなジロジロ見ていきます。。(;´∀`)
私はその日、早めに着いてセミナーの一番前の席を陣取ると決めていました。
そこで話される内容を聞き逃さないためにです。
でも実際は、
このセミナーに参加していた周りのフィリピン人は 個人事業主の方ばかりで、
ほぼそちらに照準を合わせた話がされていたので、自分の場合も当てはまるんだろうか?と思うことが多く・・・
結局そのあとでまたカウンターのお姉さんにあれこれ確認して終わりました。
セミナーでの収穫はあんまりなかったかな。。
BIRの登録もこれで終了!
どこ行ってもよく見かけるコレ↓、もらえました〜!!
ここまでの会社設立手続きを通して、感じたこと。
まず、フィリピンならではの効率の悪さはかなりあったものの、
思っていたよりもずっと、手続き自体はちゃんとしているなーと思いました。
よくフィリピンは賄賂の国だと聞きますが、私は賄賂を要求されたことは一度もないです。
そして、地方都市だからかもしれませんが、
みんながとっても優しかった!
外国人が会社を設立しようとするのは、現地の人に比べてハンデが大きいと思います。
でもそのぶん、たくさんの人が助けてくれました。
私自身も、わからないことはわかるまで聞く、困ったら周りに助けを求める、ということを学んだ気がします。
以上へなちょこ女でもなんとかなってしまった、会社設立手続きでした。
今後フィリピンで学校を始めたい方に、勇気を与えることができれば幸いです。(*´∀`*)